刀 855 無銘(古三原)
- Mumei(Ko Mihara) -

刃長 二尺二寸三分六厘 / 67.75 cm 反り 三分三厘 / 1.0 cm
元幅 29.2 mm 元重 6.6 mm
先幅 物打24.6 mm  横手位置21.6 mm 先重 物打5.8 mm  松葉位置4.2 mm
目釘穴 3個 時代 鎌倉後期
The latter period of Kamakura era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 平成元年12月21日 兵庫県登録
附属 素銅地金着はばき
白鞘
価格 866,000 円(税・送込)



備後国三原派は鎌倉時代後期に興り、以後室町時代末期にかけて大いに繁栄しました。同派の作品は鎌倉時代後期より南北朝時代にかけてのものを古三原と称し、室町時代の作を末三原、または貝三原と称します。
備後国には東寺など、大和中央の社寺の荘園が多い事から、大和との交流があったものと考えられ、作風は大和気質が色濃く現れた柾交じりの地鉄に、直刃を焼いた大和伝の特色が顕著なもので、本国大和より地刃の沸が柔らかく、地鉄はやや白気立った映りが現れるとろが見所。
また、備後国は備前・備中の両国に近く、良質の鉄を産出したことでも知られ、鉄味優れた作品が多く残されており、正家や正廣などが著名ですが、在銘作は少なく、最近の研究では鎌倉末期の国分寺助国を始祖とする説もあります。

この刀は、小板目杢交じりの地鉄が柾がかり、棒映りが判然と現れ、匂口締まりごころの直刃は匂口明るく、小さな打除風の刃を交え、刃中や刃縁は細かな変化に富み、広狭数種の金筋が現れ、時代が下がった末三原とは異なる古雅な出来口を誇る名品で、まさに伝家の宝刀とするに相応しい逸品です。

指裏物打辺りの樋中に小さな疵が見られますが、誕生してから700年近い年月が経ていることを考えれば、帽子の焼きもしっかりと残っている健全な一刀で、上述にある樋中の疵はさして問題になりませんが、重要刀剣審査御受審希望の方は、埋鉄と再研磨を施し、万全の態勢で御臨み下さい。

裸身重量647グラム。


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