刀 816 無銘(二王方清)
- Mumei(Nioh Masakiyo) -

刃長 二尺三寸六分 / 71.5 cm 反り 三分三厘 / 1.0 cm
元幅 28.25 mm 元重 7.7 mm
先幅 物打21.1 mm  横手位置17.8 mm 先重 物打5.6 mm  松葉位置5.2 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期寛文頃
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和50年3月20日 埼玉県登録
附属 ・素銅はばき
・黒茶蝋塗鞘打刀拵
価格 380,000 円(税・送込)



周防国二王派は、保延頃の清真、または清平を祖として始まると伝えていますが、確実な遺作は確認されておらず、今日では清綱を事実上の祖としています。
清綱の現存する作例では「文永二年三月 清綱」と書き下し銘のある太刀が厳島神社に存在し、次いで建武二年紀の「防州玖珂庄清綱」銘の短刀が知られ、以後同銘は室町時代まで連綿と続いています。
周防国には東大寺などの寺領が多く存在し、二王派の作風に大和色が強いのは、大和本国との交流によるものと考えられており、二王の名の由来については諸説あるものの、周防国の仁王堂が火事に遭った時、仁王像を繋いでいた鎖を清綱の太刀で断ち切って、仁王像を救い出したことに由来するとされるものが通説となっています。

この刀は江戸前期の寛文頃に活躍した方清の作と極められた一刀で、体配から察するに初代と思しき一刀で、小板目肌よく錬れて詰み、地景入った地鉄に小沸本位の明るい直刃を焼いており、粗見すると単調な直刃に見えるも、仔細に眺めると細やかな景色を見せてくれる作品です。
気持ち細目で刃長に比してやや長めの中心に、元先の差が開いた寛文新刀体配は、手に取ると実際の重さより軽く感じられ、居合等の片手操作に非常に適しています。

現状古研ぎながらも地刃の観賞に支障はありませんが、所々に極小さな刃毀れが見られます。
附属の拵は江戸時代の作で、大粒の親粒を用いた柄。凹凸が無い磨地に平象嵌の縁頭、敵の太刀を容易く受け止めることが出来よう鉄の板鐔など、質素ながらも無骨で実用を主眼に誂えられた拵です。

買取時鞘に擦れ傷や小さな凹みが数箇所見られましたので、当店にて鞘を塗り直しました。気持ち良く居合の稽古にも御観賞にもお楽しみ頂けます。はばきの飲み込みがありませんので、実際の刃長より5ミリ程長くなりますので、実質二尺三寸七分六厘程となります。
刃毀れ除去、再研磨ご希望の方はお気軽にお申し付け下さい。(要別途工作費)

※鑑定書は日本美術刀剣保存協会から届き次第お届けいたします。

裸身重量735グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,028グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。