刀 779 仁王(朱銘)
- Nioh -

刃長 二尺一寸三分二厘 / 64.62 cm 反り 三分六厘 / 1.1 cm
元幅 27.6 mm 元重 6.0 mm
先幅 物打21.8 mm  横手位置18.4 mm 先重 物打5.2 mm  松葉位置3.8 mm
目釘穴 4個 時代 鎌倉時代後期
The latter period of Kamakura era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 平成29年4月19日 愛媛県登録
附属 素銅地金着はばき
黒蝋塗鞘打刀拵
価格 700,000 円(税・送込)



周防国二王派は、保延頃の清真、または清平を祖として始まると伝えていますが、確実な遺作は確認されておらず、今日では清綱を事実上の祖としています。
清綱の現存する作例では「文永二年三月 清綱」と書き下し銘のある太刀が厳島神社に存在し、次いで建武二年紀の「防州玖珂庄清綱」銘の短刀が知られ、以後同銘は室町時代まで連綿と続いています。
周防国には東大寺などの寺領が多く存在し、二王派の作風に大和色が強いのは、大和本国との交流によるものと考えられており、二王の名の由来については諸説あるものの、周防国の仁王堂が火事に遭った時、仁王像を繋いでいた鎖を清綱の太刀で断ち切って、仁王像を救い出したことに由来するとされるものが通説となっています。

この刀は大磨上無銘で朱漆にて仁王と記されています。大肌目立つ箇所が見受けられますが、緻密に練られた精緻な地鉄が美しく、明るく冴えた直刃は匂口締まり、ところどころで浅く湾れ、細い二重刃を交えており、この時代の作品としてはしっかりとした焼き幅を保っています。特に地鉄に現れた直映り調の乱れ映りは見事の一言に尽き、二王の刀の強靭さを物語る出来口。古研ぎながらも地刃の観賞には支障なく、余力ある方は是非とも美術鑑賞用上研磨を施し、本刀の冴えをお楽しみいただきたい逸品です。

裸身重量537グラム。  拵に納めて鞘を払った重量816グラム。


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