刀 746 無銘(尻懸)
- Shikake -

刃長 二尺一寸六分二厘 / 63.53 cm 反り 二分七厘 / 8.2 cm
元幅 28.8 mm 元重 6.0 mm
先幅 物打24.9 mm  横手位置21.0 mm 先重 物打5.1 mm  松葉位置4.2 mm
目釘穴 4個 時代 鎌倉後期~南北朝初期
The latter period of Kamakura ~ early period of Nanbokucho era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和26年3月6日 福岡県登録
附属 ・素銅地金鍍金はばき
・白鞘
価格 600,000 円(税・送込)



大和五派(当麻・保昌・手掻・尻懸・千手院)中、尻懸派は則長を事実上の祖として大いに繁栄した、現在の奈良県天理市岸田町尻懸の刀工郡で、尻懸との名の由来は大和神社の神輿が休息する為に設けられた四角い台石(尻懸石)からきています。
尻懸派の事実上の祖とされるのは、則弘の子と伝えられる初代則長で、文保三年(1319)48歳の行年銘が入った作品や暦応三年(1340)69歳の行年銘が入った作品が残されており、それによって逆算すると、文永9年の生まれであることが窺がえます。
この時期の大和物は地鉄が極めて精美な作が多く、尻懸派の特徴としては、鎬が高く、鎬幅広く、板目が流れごころで刃文は直刃基調ながら小互の目が連れて焼かれている点が挙げられます。

この刀は大磨上無銘で短寸ながらも出来優れており、板目柾流れの精良な地鉄が美しく、匂口明るく冴えた直刃には、大和色濃く二重刃や打除を伴い、金筋を交え、尻懸の極めに相応しく、小足が入って互ノ目が連なるなど、同派の特色をよく現した鎌倉後期から南北朝初期にかけての名品です。いずれは重要刀剣指定も受けることとなるでしょう。

裸身重量636グラム。


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