刀 736 兼俊
- Kanetoshi -

刃長 二尺三寸九分九厘 / 72.7 cm 反り 四分三厘 / 1.3 cm
元幅 32.8 mm 元重 7.4 mm
先幅 物打24.7 mm  横手位置21.8 mm 先重 物打5.6 mm  松葉先4.9 mm
目釘穴 2 時代 室町中期文明頃(1469~)
The middle period of Muromachi era
鑑定書 -- 登録 平成27年6月25日 千葉県登録
附属 ・素銅地銀着二重はばき
・陸軍九八式軍刀拵
価格 750,000 円(税・送込)



銘鑑によりますと三阿弥派の刀工で兼則の孫であり、美濃の名工兼元の兄とのことです。活躍したのは京都を灰塵にした応仁(応仁の乱)の翌号である文明頃。

杢目肌が良く練れて肌立ち、地景入って美しく、刃文は冴えた互ノ目を焼き、刃縁に砂流かかり、所々に尖りごころの刃を交えた作品。表に刀樋と添え腰樋。裏は二本樋を共に丸留めにし、非常に手が込んだ造り込みです。古来より二本樋の刀に鈍刀無しと言われるように、二本樋を掻いた刀剣には名品が多く見られます。
指表区上20センチ程の刃境にふくれが見られますが、格好の良い姿と美しく肌立った地鉄が、ふくれがあることを忘れさせます。丁度この部分が他所より匂口が沈んでいますが、これは恐らく後世に熱を加え、反りを少し抑えたことによるものと思われます。※中心の反りや刀身の反りを後世の人が自分の好みに合わせ、伏せたり強くしたりすることがままあります。

附属する九八式陸軍刀拵は元々九四式軍刀(中期型)の第二佩鐶を取り払ったもので、余程の高級将校が携えていたのでしょう。ほぼ未使用状態で金具の桜花葉もしっかりと角が立った抜群の保存状態です。鞘は鉄鞘で塗装の剥離は全く無く、凹みも皆無と言って良い状態です(一箇所目立たない程度の小さな凹み在り)。佩鐶の台座は低く、また、他の軍刀にはあまり見られない『204186』『實用新案』の刻印があり、旧軍装資料としても価値が高い逸品です。鐔や切羽、縁や駐爪には、番号の刻印ではなく、『坂本』と所有者の名字がけがきされています。中に仕込んだ在銘の古刀などからも、坂本氏が位高く裕福な高級将校であったことが覗えます。
御購入後には是非とも上研磨をおかけ頂き、本刀の地刃を目いっぱい引き出してお楽しみ下さい。

裸身重量768グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,123グラム。


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