刀 732 無銘(金房)
- Mumei(Kanabo) -

刃長 二尺二寸四分七厘 / 68.1 cm 反り 五分三厘 / 1.6 cm
元幅 30.0 mm 元重 6.5 mm
先幅 物打23.5 mm  横手位置19.5 mm 先重 物打5.0 mm  松葉先3.5 mm
目釘穴 5 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 登録 昭和37年7月10日 福井県登録
附属 ・素銅地銀着せはばき
・変塗鞘打刀拵
・白鞘 / 継木
価格 320,000 円(税・送込)



金房派は大和五派(尻懸、千手院、当麻、手掻、保昌)のいずれとも関係が明らかではないものの、手掻派の末とも言われる大和興福寺門前の子守郷(現在の奈良市本子守町付近)に住した刀鍛冶の一派で、南都宝蔵院の僧兵をはじめ、武将や武辺の者に数多の刀剣を鍛えました。中でも兵衛尉政次や隼人丞正實らが著名です。
作風には伝統的な大和気質は鑑られず、身幅の広い先でも反りがついた末備前や末関などと共通する打刀姿であり、刃文も互ノ目調の大乱れで匂口が沈んだ感じの物が多く経眼され、元先の幅差が少なく、如何なる堅物をも断ち切らんばかりの頑丈な造り込みであり、十文字槍で有名な宝蔵院流槍術の始祖、覚禅房胤栄の槍も金房一派の刀工の手により鍛えられました。現存する作品は刀や槍、薙刀が多く、短刀や小脇指の類は少ないです。

この刀は上述した金房の特徴をふまえた典型的な出来口で、先でも反りがつき、切先が延びた鋭い造り込み。地鉄は小板目がよく練れて詰むも少しく肌立って地景入り、匂口締まった直刃調の刃取りに互ノ目を交え、特に指裏の物打辺りには、足が盛んに入って複雑な丁子風の刃を焼きあげており、殊更同派の特徴が強く出ています。

附属する打刀拵は、黒を基調とした変わり塗りの手が込んだもので、菊花透かしの鐔は風に靡いたように逆がかった意匠溢れるデザイン。

裸身重量665グラム。  拵に納めて鞘を払った重量869グラム。


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