刀 557 無銘(加州家次)
- Mumei (Kashu Ietsugu) -

刃長 二尺一寸五分 / 65.15 cm 反り 五分五厘 / 1.66 cm
元幅 29.3 mm 元重 6.1 mm
先幅 物打24.7 mm  横手位置22.3 mm 先重 物打5.1 mm  横手位置5.1 mm
目釘穴

2個

時代 室町中期〜後期
The middle 〜 latter period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成22年7月7日 神奈川県登録
附属 ・素銅地二重はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 370,000 円(税別)  



加賀青江とも呼ばれる加州家次は藤島派の刀工で、室町前期應永頃の家次を初代とし、以降室町末期まで栄えました。

本刀は刃中まで良く煮えた小乱れに金筋を交え、地鉄は総体に淡く映り立った出来口。附属の拵には、素銅鎚目地に桃をあしらい、耳と小柄笄櫃穴に赤銅の覆輪を着せた鐔に、流水に扇の縁頭、茸図の目貫、金着の切羽など、豪勢な造りになっています。
はばきは現状では単なる素銅地になっていますが、こちらも元来は金または銀の着せであったもので、元の鞘は網目模様に青貝を散らした上等な鞘でした。さぞ高禄の士の指料であったことが窺がえます。
残念ながら附属していた時代の鞘は漆剥離や傷みが目立つため、新たに黒蝋塗鞘を製作致しました。
細かな刃中の働きが大変興味深い一刀ですので、余力ある方は是非再研磨されてみては如何でしょうか。

裸身重量627グラム。  拵に納めて鞘を払った重量894グラム。


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