刀 1235 肥前國住藤原吉光作 平成元年九月吉日
- HIzen no kuni ju Fujiwara Yoshimitsu -

刃長 二尺四寸一分八厘強 / 73.3 cm 反り 六分三厘強 / 1.92 cm
元幅 30.6 mm 元重 6.1 mm
先幅 物打26.3 mm  横手位置24.7 mm 先重 物打5.0 mm  松葉位置5.0 mm
目釘穴 1個 時代 平成元年 (1989)
The early years of Heisei era
鑑定書 登録 平成1年11月15日 佐賀県登録
附属 ・銀はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 363,000 円(税込)



本名、福田吉光。明治45年生まれで、大戦中は兄と共に海軍受命刀工として鍛刀しました。吉光作の刀は、その切れ味に定評があり、美術刀剣もさることながら、バランスが良く扱い易い居合形稽古用に至るまで幅広く製作しました。

この刀は上述にもあるように、片手操作を主眼とした居合用に鍛えられた一刀で、元先の差がさほど開かず、切先延びた豪壮な姿を示しながらも、重ね気持ち薄目で表裏に刀樋を丸留とし、小板目肌が良く練れて詰んで地沸付き、刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、足、葉入り、砂流かかり、複雑に入り込んだ互ノ目乱れは変化に富み、帽子は直ぐ調に先丸く返っています。

付属の拵ですが、柄にがたつきがございます。経木を柄の内部に貼って頂ければ簡単に直りますが、当店にてしっかりとした柄がた直しご希望の方は、5,500円(税込)にて承りますのでお気軽にご用命ください。
とにかく鞘から抜き放つと、バランスの良さに驚かされます。片手操作が中心となる居合稽古にはまさにうってつけの一刀です。

裸身重量608グラム。  拵に納めて鞘を払った重量919グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。