刀 1233 越後國住貞晃作之 昭和五十二年十一月日
- Echigo no kuni ju Sadaaki -

刃長 二尺四寸二分三厘強 / 73.45 cm 反り 四分八厘強 / 1.48 cm
元幅 34.9 mm 元重 7.7 mm
先幅 物打27.6 mm  横手位置25.4 mm 先重 物打6.5 mm  松葉位置6.5 mm
目釘穴 1個 時代 昭和52年(1977)
The latter period of Showa era
鑑定書 登録 昭和53年1月17日 新潟県登録
附属 ・銀はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 495,000 円(税込)



本名野口晃一。昭和4年生まれ。新潟県南魚沼郡塩沢町(現南魚沼市)で鎚を振るいました。師は同郷の渡辺雲龍子貞次で、昭和35年に入門。入選18回を数える新潟の著名工です。

この刀は身幅が広く、元先の幅差が少なく、切先延び、反りが気持ち浅目で斬撃力の高さを求めた造り込み。地鉄は柾気が強く現れた小板目肌で良く練れており、刃文は匂口明るく冴えた小湾れ調の刃取りに互ノ目や互ノ目丁子を交え、足入り、砂流かかり、長い金筋や稲妻随所に見られ、湯走風の刃交じり、帽子は直ぐに先小丸に返っています。

付属の拵は状態が良く、居合稽古や試斬に使用された形跡が見られません。鯉口も削れ無く未使用の状態です。縁金具と目貫は時代物の金具が用いられており、柄にがたつきは無く、居合や抜刀修練者には即戦力として期待できる状態です。柄巻は居合用の安牌な捻り巻きではなく、観賞用としても通用する上手の撮巻が施されており、元の所有者の本刀への思い入れが感じられます。
重量数値のみを見ると重く扱い辛い印象がありますが、実際の手持ちバランスは手元重心で重さの割にバランスが良いことに驚かされます。

裸身重量979グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,240グラム。


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