刀 1073 濃州十一代赤坂住田代源一兼元
- Noshu juichidai Akasaka ju Tashiro Gen-ichi Kanemoto -

刃長 二尺一寸八分五厘 / 66.2 cm 反り 四分三厘 / 1.3 cm
元幅 29.0 mm 元重 7.2 mm
先幅 物打22.6 mm  横手位置19.3 mm 先重 物打5.2 mm  松葉位置4.7 mm
目釘穴 1個 時代 昭和前期
The early period of Showa era
鑑定書 登録 昭和63年1月12日 岡山県登録
附属 ・銀はばき
・白鞘
・黒石目塗鞘打刀拵(新調済)
価格 300,000 円(税別)



受命刀工に岐阜に住す山田兼元なる人物が居たが同人だろうか? 手元資料乏しく本工兼元に関する記述は割愛し、刀身と拵の解説のみとさせて頂きます。

この刀は元先の差が程好く開いた均整とれた姿で、地沸が微塵について無地風となるも、所々に柾気が現れ、淡く映り立った精美な地鉄に、匂口極めて明るく冴えた三本杉風の互ノ目乱れを焼き、匂深く、所々に微細な金筋や交え、物打前後には足が入って互ノ目の焼頭を二等または三等とし、米粒程の特に匂口締まった硬い感じの刃を交え、帽子は表裏共にたっぷりと一枚風に先大丸に短く返っています。
写真では光線の加減で柾目の肌が目立って見えるかもしれませんが、実際には目立つ物ではなく、大変綺麗な地鉄で、手持ちのバランスも非常に良く、武用刀としても扱いやすい逸品です。
研磨状態ですが、下地、仕上げ共に真面目な研磨が施されており、僅かなヒケが見られるも手をかける必要なく御観賞をお楽しみ頂けます。

附属の拵は当店々主町井勲監修の下にて新調致しました品で、鞘は汗ばむ季節でも鞘引きし扱い易い石目塗りとし、構図良い現代金具を用いて仕上げました。当然ながら柄のガタツキは無く、気持ち良く御所持頂けます。

裸身重量676グラム。  拵に納めて鞘を払った重量904グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。